岡山県の先生方向け研修で登壇しました!

mackeyが「高等学校教科情報研修講座」に講師として参加しました。
8月7日 主催:岡山県教育委員会 対象:県内の高等学校 情報科教員
今回のテーマは「実社会で活きるプログラミング」
講義+ワークで"エンジニアの思考"を体験最初のアイスブレイクは、「もし学校に自由にAIやシステムを導入できたら?」。 成績処理の自動化や校内放送の効率化など、真面目なものからユニークな案まで飛び出し、場が一気に温まりました。
ワーク①:自動販売機を設計してみよう
"もしも"を洗い出して設計の解像度を上げる自販機を題材に、「同時押し」「売り切れ」「釣銭切れ」「操作途中でやめたら?」などの"もしも"を洗い出し。 設計=見えないトラブルを先回りして防ぐことを体感いただきました。


ポイント:想定外を減らす設計ができると、実装はぐっと楽になります。
ミニ講義:設計ってなぜ大事?
家づくりとの共通点/手戻りを減らす設計ウォーターフォール開発と家づくりの共通点を例に、設計の丁寧さが手戻り削減・品質向上につながる話をしました。 「図面(設計)が曖昧だと現場判断が増えて失敗が起こる」という点に、皆さん大きく頷いていました。
ワーク②:3台のエレベーターを制御する
現実的な制約下でのアルゴリズム設計7階建て・複数同時リクエスト・優先順位・故障対応など、現実的な条件で 効率のよい制御アルゴリズムを検討。フローチャートに落とし込むプロセスを楽しんでいただけました。


参加者の声
研修後にいただいたご感想(要約)👤
身近な題材を設定すると、生徒の主体的な取り組みにつながると実感。自分の中でも題材の引き出しを増やしたい。
👤
授業で"設計を考える時間"を取れていなかったので目からウロコ。今後は身近なものの設計を考える活動も重視したい。
👤
フローチャートを考えるのが楽しく、生徒も主体的に取り組んでくれそう。今日のような授業をやってみたい。
👤
1日を通して授業デザインのヒントを得られた。夏期休暇で深め、2学期以降に実践したい。
※上記は研修後にいただいたお礼状のコメントから要約・抜粋しています。
今日の持ち帰り
- 設計やアルゴリズムが理解できれば、プログラミングは"わかるもの"に変わる。
- 授業でも「コードを書く前の思考」を大切にすると、理解が深まりやすい。
おわりに
教育現場とエンジニアリングをつなぐ取り組みを今後も先生方と一緒に"課題解決"を考える濃い時間になりました。これからもオーリスとして、教育現場と関わっていけたらと思います。


